PHPでの値と型について

肌寒くなってきましたね。体調崩している人は大事にしてください。

(自分は花粉症+体調不良?で悪戦苦闘中です。。)

 

さて、今回も引き続きPHPに関する基礎知識を。

私たちの日常において、数字、文字などの概念がありますが、 プログラミング言語では利用目的に合わせて、計算や比較をおこなったり、その結果を取得するために整数、文字列などを表すデータ型(data type)というものがあります。

次にPHPで利用される値ごとの主な型について記述しました。
プログラムを書くため最初に必要になってくるので、一つずつ覚えていきましょう。

はじめに、PHPの「型」については以下でしっかりと抑えられているので確認してみて下さい。

PHP: 型 - Manual

その中でも、大事になってくる部分を以下に書き出します。

  • int型

整数型と言います。文字通り整数値を扱う型です。

  • 1;
  • 5;
  • -100;
  • string型

文字列型と言います。テキストなどの1文字以上の文字を扱うことができます。
ダブルクォーテーション" " または、シングルクォーテーション' ' で括る必要があります。(テキストエディタによって使われやすいクォーテーションがあるようなので要注意)
単純に数値として扱う値については整数型を利用しましょう。

  • "abc";
  • "あいう";
  • "123";
  • "a";

小数点を扱うための型で、浮動小数点数型といいます。
他の言語では桁数によって型を分けて呼ぶこともありますが、PHPではそれらがひとまとめになっています。

  • 5.12;
  • 3.14;
  • boolean型

boolean型は少し特殊な型で、論理型と呼ばれます。
アニメやゲームでよく言われる「フラグが立った」の「フラグ」はプログラムでいう、boolean型のことを指しています。
プログラムでは、値の比較や、値が存在しているかなど、条件に対しての Yes / No をそれぞれ、true / false で表現します。

  • true;
  • false;
  • 5 == 5; # true
  • 5 > 5; # false
  • 5 >= 5; # true
  • 5 != 5; # false
  • 5 !=4; # true
  • 5 == '5'; # false
  • 5 == "5"; # コンパイルエラー
  • array型

配列型といいます。
値の中に複数の値を持てる型です。配列の中にはint型、string型, boolean型など様々な型の値を入れ込むことができ、更にはarray型のなかにarray型を入れることもできます。(多次元配列※と言います)
また、配列のそれぞれの値にはキー(添字)というものが設定されており、標準では0から始まり1, 2, 3...となっています。
また、キーは指定することもできます(連想配列※)

※多次元配列、連想配列については次回以降記載予定

array(1, 2, 3); array("a", 2, "c", false, null); array(new Sample(), new Sample(), new Sample()); # 多次元配列 array( array(1, 2, 3), array("a", "b", "c") ); # 標準のキー array( 0 => 1, 1 => 2, 2 => 3 ); # 連想配列 array( "name" => "太郎", "age" => 20 );

  • Object型

オブジェクト型(クラス型)と言います。
クラスについての説明はまだ先になりますが、これはそのクラスを型として利用するためのもので、型の名前はclass 名に合わせて自由に設定することができます。
利用するためには、new キーワードを付け加えて、インスタンスの生成(実体化)を行う必要があります。

  • # オブジェクトの設計書(クラス)です
  • class Sample{}
  • # オブジェクト自身です。
  • new Sample();
  • NULL

プログラミング言語によくある値ですが、PHPにも特殊な値、としてNULL が存在します。
NULLは何もないとか空といった意味で用いられますが、プログラミング言語では前者の意味で、 値が何もない、という意味を持ちます。

  • # 何もないという意味です。
  • null;

 

この度取り上げたものは、公式の中から必要最低限抜き出したものになります。

そのため、それぞれの型について深く知る必要が出た場合(表示が変、値がうまく出ない等)は公式の方を確認することを勧めます。

PHP: 型 - Manual

 

では、また。(そろそろ違う記事でも書きますかね)